活動報告

  

「嘉納治五郎から学ぶ」連続講座開催しました

当センターでは、2018年度にスポーツ振興くじの助成を受け、嘉納治五郎の別荘跡地のある千葉県我孫子市にて2019年2月16日、23日、3月2日、3月9日の4日間にわたり、「嘉納治五郎から学ぶ」連続講座を開催しました。年末から受講者を募集したところ、想像以上にたくさんのお申し込みをいただき、急遽定員を150人から250人まで拡大しました。

第1回は講道館の村田直樹先生に「嘉納治五郎から『精神』を学ぶ」というテーマで講義をいただきました。柔術を元に嘉納が「柔道」を創設する過程における嘉納の物事への取り組み方や科学的、客観的な物事の捉え方を明示いただきました。
第2回目は筑波大学の山口香先生に「嘉納治五郎から『ジェンダー』を学ぶ」として、嘉納から柔道を学んだ3名の女性や山口先生自身の柔道人生の紹介等から見えてくる嘉納のジェンダー観、柔道観について学びました。
第3回目は灘中・高等学校校長の和田孫博先生に「嘉納治五郎から『教育』を学ぶ」というテーマで講義をいただきました。教育者としての嘉納の経歴や業績を踏まえ、校是を「精力善用」「自他共栄」とし、一貫して柔道を必須とする灘校の教育課程の中に残る嘉納の教育観を紹介いただきました。
第4回目は法政大学の永木耕介先生に「嘉納治五郎から『平和』を学ぶ」として、国際人としての嘉納の側面やオリンピック・ムーブメントと嘉納の哲学の融合、柔道の海外普及の過程で築いた国際的な人脈や移民への視線など、嘉納が柔道に込めた「多様性」との「共存」=平和への想いを知ることができました。

参加者は全4回で延べ720名、第4回目終了後に実施したアンケート調査(回答数100)によると、今後も嘉納治五郎に関する講演会等に参加したいかどうかという設問に対し、68名が参加したい、16名がテーマによっては参加したい、6名が講師によっては参加したい、19名が日程によっては参加したいと回答し、参加したくないと回答したのは0名でした。また、自由記述欄にも同様の講座などを望む声をたくさんいただきました。ご参加いただいた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

講師の先生方をはじめ、初回に挨拶をいただいた星野我孫子市長、共催をいただいた我孫子市教育委員会の皆様、設営や片付けを担当してくださった「我孫子の文化を守る会」の皆様にも感謝いたします。


*本事業は平成30年度スポーツくじ助成事業として実施いたしました。
(事業総額:996,946円、助成金額:624,000円)


JAPAN SPORT COUNCIL
〒160-0013
東京都新宿区霞ヶ丘町4-2
ジャパンスポーツオリンピックスクエア8階
TEL: 03-5790-9656
FAX: 03-5790-9657